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2006年6月12日 (月曜日)

ハングル熱:韓流ブーム冷めた?

今日の毎日新聞の記事です。コンさんが教えてくれました。ありがとうございます。

ハングル熱:韓流ブーム冷めた? 大学で受講者数頭打ち

 全国の大学で韓国・朝鮮語を学ぶ学生数が頭打ちになってきた。NHK教育テレビ「ハングル講座」のテキストの売れ行きも下降線。韓国の人気スターを追いかけるおばさまたちは相変わらず熱を上げているものの、大学関係者らは、韓流ブームに乗ったハングル学習熱は冷めたと分析する。その一方で、良質の指導者育成を目指す動きも始まっている。【鈴木琢磨】

 「明らかにピークは過ぎましたね」。そう語るのは韓国・朝鮮語教育の実態を調査している財団法人・国際文化フォーラム(東京都新宿区)の小栗章さん。例えば同志社大の新入生の受講者は約560人、前年から約100人減った。「03年以降、毎年5割ずつ増え、クラスも増設してきましたが……」(油谷幸利・同志社大言語文化教育研究センター教授)。早稲田大では新年度の全学年の受講者は約1800人、同じく右肩上がりだったのが初めて横ばいになった。

 もともと受講者数の少ない東大でも似たような現象が起きている。新入生で選択した学生は04年度が104人、05年度は85人、今年度は70人にまで減った。「韓流ブームであまりにも言語がメジャーになりすぎ、うちの学生は好奇心を失い、敬遠したのかもしれませんね」と生越直樹・東大大学院総合文化研究科教授は話す。

 一方、「冬のソナタ」で韓流ブームに火をつけたNHK。教育テレビ「ハングル講座」のテキスト4月号は、04年は増刷分を加え20万部発行。それでも書店で品切れが相次いだほどだった。05年もほぼ同部数発行したが、年間を通じての実売部数はかなり減ったとされ、今年は15万~16万部にまで落ち込んでいるとみられる。

 NHKの伊藤尚伸チーフプロデューサーは部数減を認めたうえで、こう言う。「残念ですが、ヨーロッパ言語も軒並み漸減傾向にある中、このくらいの数字ならまずまずですよ。ワールドカップの影響でドイツ語は好調ですが、その5倍も売れているわけでね。視聴者のニーズは多様化してきて、英語のように複数の番組づくりを検討しなければと考えています」

 大型書店に行けば、韓国・朝鮮語のテキストは中国語に劣らぬスペースで並ぶ。韓流映画で学ぶ韓国語といったカジュアルなスタイルが目につき、本格的入門書や中・上級者向け教材はほとんどない。教授法を習得しないまま、我流で教える教員も多い。大阪大大学院言語文化研究科の植田晃次助教授は現状を憂えている。

 「学習者は増えましたが、良質の教師が足りません。無資格医師の民間療法的なものが許容されています。また実用語学のみ重視され、買い物会話程度で日韓友好ができたかに錯覚されがちですが、文化の理解が深化しているのではありません。外国語学習の目的は他者への同化ではなく、自己を自覚し、他者を理解することですから」

 今月1日から、冒頭の国際文化フォーラムを会場に、韓国・朝鮮語教師のスキルアップの講座が始まった。学習者の減少が質の向上につながるきっかけになるかどうか、試練の時でもある。

毎日新聞 2006年6月12日

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060612k0000e040072000c.html

この記事を読んで、別に驚くこともなく、やっぱりそうだろうなぁといった感じです。

1つずつ読んでいくと面白いことが書かれてます。

>「韓流ブームであまりにも言語がメジャーになりすぎ、うちの学生は好奇心を失い、敬遠したのかもしれませんね」

これはマニアの心理です。みんながやりだすと、同じことをやりたくないと思うんですよね。なんとなく気持ちが分かります。
 

>「ワールドカップの影響でドイツ語は好調ですが、その5倍も売れているわけでね。視聴者のニーズは多様化してきて、英語のように複数の番組づくりを検討しなければと考えています。」

ドイツ語の5倍も売れているとはすごいです。ちょっと今までが売れすぎただけで、これから減るのも当然じゃないかと思います。いつかは中国語とほぼ同じ部数になるんじゃないかな。

英語のように複数の番組ができればうれしいですね。昔、阿部美穂子さんとキム・テイさんの「とっさのハングル」という5分番組があったので、同じような感じの番組を作ればいいのになぁと思いました。それか過去のハングル講座の再放送でもいいかな。
 

>本格的入門書や中・上級者向け教材はほとんどない。

これはその通りだと思います。まぁないことはないが、他言語と比べると少ないです。中国語に劣らぬスペースと書いてますが、実際に紀伊国屋に行ってみると中国語の方が豊富です。
 

>「外国語学習の目的は他者への同化ではなく、自己を自覚し、他者を理解することですから」

名言! 肝に銘じてがんばりたいです。

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新聞・ニュース」カテゴリの記事

コメント

ぱっきーさん,こんばんは^^
私も今日この記事見ました.
韓流ブームで以前よりは韓国語の教材とか増えたけど,中上級向けのテキストはまだまだですよね.ドラマばっかりじゃなくて学習系の番組の種類が増えたらいいのになぁ.. 

投稿: いちご | 2006年6月12日 (月曜日) 午後 09時00分

TBさせてもらいました。
何回か試みたので、おかしくなってなければいいんですけど。。。
TB先にも書きましたが、消費者のニーズをうまくひろってほしいですね~というか中上級というのは市場的にまだ狭いんでしょうか。。。

投稿: まろ | 2006年6月12日 (月曜日) 午後 10時32分

いちごさん、こんばんは。

そうですよね。中上級向けの参考書は限られてますね。問題集の数も少ないです。
NHKにはがんばってハングル講座の番組をもう1つ作ってくれればうれしいですけど、難しいかなぁ。予算もなさそうですし。

投稿: ぱっきー | 2006年6月12日 (月曜日) 午後 10時51分

まろさん、こんばんは。

TBありがとうございます。最近のココログは重いし、きちんと反映されないこともあるし、イライラすることが多いですね。

中上級者の参考書もいい参考書は売れると思います。まだ中上級者の数が少ないからかなぁ。韓流が始まって2年なので、もう後2年ぐらいすると中級者の数が増えるのかもしれません。そうなると参考書の数も増えると思います。

投稿: ぱっきー | 2006年6月12日 (月曜日) 午後 11時08分

ぱっきーさん、こんにちは。
私もこの記事読みました。感想も皆さんと同じです。
マスコミって騒いでおいて、しばらくすると『さめた』って落としますよね。一時の熱狂的なブームはいずれ終わると思っていました。でもこのおかげで韓国の映画もドラマも昔と比べられないほど沢山日本で見ることができましたし、韓国語学習者の裾野も広がり、大きな恩恵がありましたね。

私も映画やドラマと言う媒体がなければ、韓国語の勉強は絶対続かなかったと思うんです。参考書もこの二年くらいで色々出てきたし、以前は目に付かなかった中級クラスのものも出てきましたね。深く勉強する人も増えるでしょうし、英語までは行かなくても徐々に充実していくでしょう!
それにしても辞書!!相変わらず小学館の辞書以外に手ごろで優れた辞書が出てこないのが不満です。。。。

投稿: KOMI | 2006年6月13日 (火曜日) 午後 03時59分

KOMIさん、こんばんは。

韓流に感謝ですね。韓国映画がたくさん見れたのがうれしいです。
歴史は繰り返されるというので、また数年後、韓流ブームがあるかもしれません。

辞書は全然ありませんよね。教授の数が少ないから作れないのかなぁ。英語だと毎年何かしらの斬新な辞書が登場しているのに。まぁすぐに作れるものでもないので、今がんばって作っている最中なのかもしれません。

投稿: ぱっきー | 2006年6月13日 (火曜日) 午後 07時52分

 韓流ブームが去って、テキストの販売数が減ってくるのはいたしかたないでしょう。でも、韓国語学習者の裾野は広がったし、韓国映画やドラマが見られるようになったことには、隔世の感があります。
 おじさんが韓国語の勉強をNHKではじめた1987年12月には、韓国語の学習本は、NHK以外には、単色刷りの4種類ほどしかありませんでした。天理大学朝鮮語学科が監修した本、三修社「朝鮮語入門」、キム・ユーホンさんの韓国語会話入門、それに、「旅行会話韓国語」、などという本しまありませんでした。東京にはもっとあったかもしれませんが、小倉の本屋には、それだけでした。
 また、韓国、朝鮮に関する本も少なく、私はむさぼるように、図書館や書店で、韓国、朝鮮に関する本を読みました。いろんなジャンルの本を読み、それらは70冊はゆうに超えていると思います。
 いまは、映画スターの本までいれると、かなりの情報が得られます。嬉しい反面、それらの中から、私に必要な情報を選び出すのがたいへんです。でも、情報がない時代のことを思えば、嬉しい悲鳴、といえます。
 これからも、言語とともに、文化や習慣の異同にも関心をも持ち続けたい、と思います。

投稿: shunshun | 2006年6月13日 (火曜日) 午後 08時47分

shunshunさん、こんばんは。

語学の学習者にとって、年々よい環境になってきてますね。やはりインターネットでいろいろと海外の情報を得たり、勉強ができるようになってきたのが大きいでしょう。
それと参考書にCDが付くようになったのが大きいです。カセットテープのときは軽く5,000円ぐらいしてました。
昔のことを考えると今はまだましなほうですね。

70冊はすごいです。自分は何冊ぐらい読んだかなぁ。shunshunさんのように、もっとたくさん本を読みたいです。図書館に行って韓国関連の本を借りてきたりしてますが、まだまだです。

投稿: ぱっきー | 2006年6月13日 (火曜日) 午後 09時26分

  ぱっきーさん、こんにちは。
 ご無沙汰しています。このニュースを見て感じるものがあります。やはり、この事態を打開するためにはあの3人の復活しかないでしょう。けっして、今回の講座が気に入らないわけではないのです。この頃楽しく見ています。録画もしていますが、あまり見直すことはありません。去年はよく見直していたのですが・・・。
 その積み重ねがあったので今回の講座も何となくわかるのだと思います。
 「とっさのハングル」みたいな形でもいいからジナ先生に会いたいなぁ~。
 すいません。いつもの愚痴です。

投稿: コンブヘヨ | 2006年6月15日 (木曜日) 午後 06時57分

コンブヘヨさん、こんばんは。

あの3人ですね。確かに今回の講座はまじめというか悪くはないですが普通のハングル講座となってますね。まじめな講座というか何というか・・・
私も知っていることばかりですが、また別の視点から勉強してます。字幕なしでジュヨンちゃんやパクさんの会話を聞き取れるかどうかや、同じように発音してみたりとかしてますね。
ジナ先生とはまたラジオ講座で会える気がします。

投稿: ぱっきー | 2006年6月15日 (木曜日) 午後 07時53分

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