私の外国語修得法
図書館で借りて読みました。
私の外国語修得法 (中公文庫) | |
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17人の方がそれぞれどのようにして外国語を習得してきたかが書かれてあります。一度読んでみてください。
心に残った一文を残しておきます。
何より必要なのが恥をかく勇気と積極的な行動である。
『「話す」英語に、「書く」英語』 石弘光 から
だが、断言できるのは、外国語の学習は、単位とか成績といった外部から強制されるものではなく、内なる好奇心が動機でなければならない。
『わが蝸牛的スペイン語学習法』 川成洋 から
集中的な学習、これが第一である。第二には「敵に」向かうには余計な緊張や身構えは無用であるということだ。
『「集中豪雨的」学習について』 川端香男里 から
「努力」というのは、自分勝手な感情なのであって、どこかで楽しみながらやらねばなにごとも役に立つようにはならないのだ。
『まだ修得できていないが、修得したはずのわが英語の修得法』 栗本慎一郎 から
とにかく第一にしゃべりたいということと、相手とわかりあいたいという気持があって、第二にコミュニケーションの道具としての文法や単語がある。
『必要に迫られてその時その時に・・・』 原ひろ子 から
外国語の勉強は底知れぬ、しかも甘美な感触さえ味わわせる泥沼のようなものだ。
外国語という手段を身につけるうえで、完璧主義は不毛である。
『外国語とのつきあい・理想と現実』 矢島翠 から
もっとも大切なことは、それによって、なにを学び、なにを語るか、である。
まず母国語を、真の意味で「知る」こと、それが外国語学習のいちばんの近道であろう。
『外国語を学ぶ』 養老孟司 から
必要は語学の母
『私の外国語履修法』 若桑みどり から
一番の敵は自己の過大評価である。
『日本語の修得法-ドイツ語圏の学習者の立場から』 ペーテル・アッケルマン から
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コメント
うちの区の図書館には無いようです。残念なりぃ〜。
とても良い本のようですね。特に「栗本氏」の意見に「そうだよなぁ」と同感!
読みたいなぁ。
投稿: 通行人? | 2008年3月 8日 (土曜日) 午後 05時30分
通行人?さん、こんばんは。
あーそうですか。9年前の単行本なので古本屋とかに100円ぐらいで売ってそうです。
プロと呼ばれる方々も苦労されているのがわかります。人の体験談って面白いですね。
投稿: ぱっきー | 2008年3月 9日 (日曜日) 午前 09時43分
ぱっきーさん&通行人?さん、今日は。
そういえば、下記のところにも、同じようなことが載っていたなぁ~。
http://allabout.co.jp/study/korean/closeup/CU20080122A/
http://allabout.co.jp/study/korean/closeup/CU20071225A/
投稿: コン | 2008年3月 9日 (日曜日) 午前 11時32分
いろいろ勉強に関することが書いてありますね。またじっくり読んでみようと思います。
投稿: ぱっきー | 2008年3月 9日 (日曜日) 午後 10時04分