2024年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

無料ブログはココログ

« 写真で単語を覚える(特別編) 人山人海 | トップページ | その66 ㅂ変則 »

2006年7月31日 (月曜日)

動詞の活用

たまには日本語の勉強もしてみましょう。おもしろいですよ。
 

動詞は活用の観点から三つに分けます。

第1群規則動詞・・・一段活用動詞
第2群規則動詞・・・五段活用動詞
第3群不規則動詞・・・変格活用動詞
 

[第一群規則動詞]

見るmi-ru 食べるtabe-ru 寝るne-ru 起きるoki-ru 教えるoshie-ru 考えるkangae-ru

活用語尾が-ru

語幹が母音で終わっています。(母音動詞)
 

[第二群規則動詞]

書くkak-u 話すhanas-u 待つmat-u 読むyom-u 作るtsukur-u

活用語尾が-u

語幹が子音で終わっています。(子音動詞)

「買うka-u」や「もらうmora-u」も第二群規則動詞に入ります。というのは、歴史的仮名遣いから「買ふkaf-u→買う」、「もらふmoraf-u→もらう」と語幹が子音でおわっているからです。
 

では、どうして「 作るtsukur-u 」は、第二群規則動詞になるのでしょう。

作るtuku-ruとして、語幹が母音で終わる第一群規則動詞としてもよさそうですが、語尾 「・・・ない -nai」 を付けたときに違いが出てきます。

第一群規則動詞の場合は

見るmi-ru → 見ないmi-nai
食べるtabe-ru → 食べないtabe-nai
寝るne-ru → 食べないne-nai
起きるoki-ru → 起きないoki-nai
教えるoshie-ru → 教えないoshie-nai
考えるkangaeru → 考えないkangae-nai

そのまま語幹に -nai を付けます。一方、第二群規則動詞の場合は

書くkak-u → 書かないkak-anai 
話すhanas-u → 話さないhanas-anai
待つmat-u → 待たない mat-anai
読むyom-u → 読まないyom-anai

作るtsukur-u → 作らないtsukur-anai

と、-anaiになるので、作るは第二群規則動詞とします。
 

「・・・ます -masu」も見てみましょう。

第一規則動詞
見るmi-ru → 見ますmi-masu
食べるtabe-ru → 食べますtabe-masu
寝るne-ru → 寝ますne-masu

第二規則動詞
書くkak-u → 書きますkak-imasu 
話すhanas-u → 話しますhanas-imasu
待つmat-u → 待ちますmat-imasu
読むyom-u → 読みますyom-imasu
作るtsukur-u → 作りますtsukur-imasu
 

語幹が母音で終わるか子音で終わるかによって語尾が変わるのは、韓国語の-으語尾、-아/어語尾と似てませんか。


ここで第二規則動詞の語幹が変化したとも考えられます。(強変化動詞という。)

書くkak-u → 書かないkaka-nai
書くkak-u → 書きますkaki-masu

そう考えると、韓国語の語基と同じ考え方になります。


 
[第三群不規則動詞]

このグループに属する動詞は「来る(カ変)」と「する(サ変)」の2つだけです。

来るku-ru → 来ないko-nai
するsu-ru → しないsi-nai

第一規則動詞のように語幹が母音で終わってますが、「・・・ない-nai」を付けたときに語幹が変化しているのでこのグループになります。
 

韓国語にはㄹ語幹というのがあります。語尾によってそのままㄹが残ったり、消滅したりする厄介なものです。

実は日本語にも似たように語尾によって-r-が脱落したりしなかったりする動詞が一部あります。「いらっしゃる irassharu」と「おっしゃるossharu」を考えていきます。

  • -r-が脱落しない場合
    いらっしゃるirasshar-u → いらっしゃらない irasshar-anai
    おっしゃるosshar-u → おっしゃらないosshar-anai
     
  • -r-が脱落する場合
    いらっしゃるirasshar-u
    → いらっしゃいますirassha-imasu
     (×いらっしゃりますirasshar-imasu)
     
    おっしゃるosshar-u
    → おっしゃいますossha-imasu
     (×おっしゃりますosshar-imasu)

韓国語の場合はすべてのㄹ語幹に当てはまりますが、日本語は違いますね。
 

 
 続く・・・

« 写真で単語を覚える(特別編) 人山人海 | トップページ | その66 ㅂ変則 »

日本語」カテゴリの記事

コメント

ぱっきーさん、今日は♪

なるほどねぇ~。
たまには日本語を深いところまで勉強するのもいいもんですね。

コンさん、こんばんは。

日本語もいろいろと面白いですよ。知っているようで知らない日本語の勉強は難しいですが、韓国語の勉強のときにも役立つと思います。少しずつですが、がんばってみたいです。

ぱっきーさん、今日は♪

いつの間に、ブログの左下に〔漢字〕のコーナーが・・・!?

コンさん、こんばんは。

そうなんですよ~。3日前だったか、追加してみました。
難しい漢字ばかりでなかなか読めません。昔から漢字は苦手にしてたんですよね。(-_-;)

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 動詞の活用:

« 写真で単語を覚える(特別編) 人山人海 | トップページ | その66 ㅂ変則 »